会長ご挨拶

 

決意新たに。 統一地方選挙を闘い終わって。


 
 第20回統一地方選挙は維新旋風が吹き荒れるという取り巻く情勢が極めて厳しい中で、各地区協の協力により、組織内・西岡友和をはじめ、退職者の会会員の山田健太、堺で全面的にバックアップした組織外・西哲史の再選を勝ち取れたことを、まずは喜びあいたいと思う。

 

 しかしながら、統一地方選挙総体を見たとき、大阪ににおいては先の衆議院議員選挙ならびに参議院議員選挙での完全敗北に匹敵する結果に成り、大阪府知事・大阪市長のダブル選挙において、またもや維新の独占を許し、且つ、大阪府議会・大阪市議会では維新の会が単独過半数の議席を確保し、更には各地方議会においても維新の会は大幅に」議席を増やしたことにより、吉村・大阪維新の会代表は、またぞろ大阪都構想の住民投票の実施を言及し、岸田政権も「カジノを含むIR」の2029年度開業計画を認可することを早々に決定しましたが、大阪府民は今回の選挙で維新政治の何を評価したのかを問いたいと思いますし、民主主義が選んだ「維新の一党独裁」に対峙した政治勢力の立て直しが急務だと考えるところであり、大阪支部協は「反・日本維新の会」「非・大阪維新の会」の考え方を堅持し、引き続き、各地区協との認識の一致を図る中から、政治への向き合い方を真剣に考えて行きたいと思っています。

 

 4月26日に開催した「2022年度 摂河泉・クラブ開校式」を皮切りに、5月以降は支部協ならびに、地区協の行事が目白押しになる一方で、5月8日にコロナの感染区分が2類から5類に緩和されますが、「コロナ感染は収束していない」との認識をお互いが持ち合いながら、個々人が万全の注意を払っていただくよう、お願いします。

 

 4月10日現在の「トルコ・シリア支援カンパ」の集約状況は、退職者の会670万円、現役1700万円であり、協力していただいた会員の皆さんに感謝を申し上げます。

 

        NTT労働組合退職の会

                 大阪支部協議会 会長 山田健一